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エギングは マズメ&夜釣り だ!!  [ フィールドスタッフ 斉藤知雄 ]

[ ケミホタルフィールドスタッフ 斉藤知雄 ]

東京ベイエリアで活躍するクレハリバージのインストラクター。フライからシーバス、ロックフィッシュからアオリイカまで独自の視点で攻めまくる投げ物系アングラーだ。

 最近5〜6年のエギングブームによって、デイライトエギングが脚光を浴びている。がしかし、本来、朝夕のマズメとナイトの時間帯の方が、イカ達の警戒心も薄れてくるだけでなく、食事=捕食へのスイッチがロックオンされ、活性が上昇してくるので、エギングにとっては、ベストタイムに突入する時合いなのです。
 朝マズメは、日の出とともに段々とイカの活性が下がってきますが、夕マズメは、日没前の薄闇から活性が上がってきます。とくに、夜間は活発に餌を求めて広範囲に移動し、捕食行為をとるので、初心者には、朝より夕方から夜の時間帯がお薦めと言えるでしょう。
 また、彼らは、上げ潮に乗って接岸し、下げ潮に入ると引き潮に乗って沖へと移動するので、夕マズメからの時間帯は、満潮から下げ潮の時間を意識して釣行すると良いでしょう。(ビックサイズの烏賊は、マズメ&ナイトでヒットする確率が圧倒的に高いのです)下げ一杯のド干潮時は、根掛かりも多くなるので、夜間の足元同様、十分注意してください。





根掛かり回避のコツ

 エギングは、キャスト後、必ずボトムにエギを着底させてから、一段シャクリや二段シャクリの動作に入るため、根掛かり回避が最大の課題です。回避法のコツとして、エギが着底後、いきなりシャクリのアクションをするよりも、軽く、ふゎ〜っとエギを浮かせてからファーストアクションを始めて見て下さい。そうすれば、たとえ海藻や岩に根掛かっても、カンナ(針)の刺さりが浅くなり、エギの回収が楽になります。年がら年中、根掛かって、ラインをギュウギュウ引っ張っていたら、イカ達の警戒心も増すし、エギばかりロスして、釣りにならないでしょう。エギを着底させるためのカウントは、しっかり数えて、根掛かりを極力減らす努力を心がけてください。



ナイトシャクリの基本技

 マズメ&ナイトのシャクリ法は、デイライトのようなビシ・ビシィ〜といったハードで力強い二段シャクリよりも、@チョン・チョォ〜ンというソフトで優しい二段シャクリで十分です。余り派手にせず、その後にラインを張ってテンションフォール。そこでエギをステイさせてアオリイカの当たりを待ちます。当たりが来なければ、Aシュ・シュ・シュ〜とソフトで軽やかなショートピッチジャークを行い、エギをダートさせ、ラインスラッグを取り、エギがブレないようにカーブフォール。そして静かにステイさせる。この後はシャクリをメインに、@とAの手順を繰り返し、足元近くまでチェックすることが肝心です。如何にしてイカに捕食のタイミングを与えるか?は、スパンをとって見ることも一つの手と言えるでしょう。
 また、夜間のただ巻き/ズル引きのコツは、エビがボトムを超スローで歩んで行く状態をイメージしながら、リールのハンドルを4〜5秒で一回転させる位のスピードでリトリーブしてみてください。きっと好結果が出ると思います。

 エギングはルアーフィッシングと異なり、エギをルアーのようにリトリーブするのではなく、シャクってエギを踊らせてからラインスラッグを巻き取るだけのリーリングが主体です。
 ただ巻き/ズル引きといっても、超スローリトリーブであって、決してエギ自体がローリングやウォブリングなどのアクションでムービングしている状態には乗って(エギに抱きつく)来てはくれません。つまり、イカが釣れる瞬間は、エギが止まって(ステイ)いる時に抱きついて、シャクったり、合わせたときにカンナにフッキングするのです。
 我々、エギンガーは、シャクった時に偶然イカが乗ったのではなく、ロッドを立てたり、ラインをピンと張ったりして、イカが触手を伸ばし、エギに抱きついた当たりを、全身全霊でキャッチしようと神経を張り詰めている訳です。すなわちシャクったら乗っていたのと、当たりを感知して乗せたとの違いを理解することが上達への近道になります。
 イカが抱きついた感触が分かるようになれば一人前(中級者?)ここが初心者と上級者における釣果の差になる訳です。



エギは烏賊に対するブービートラップだ

 シャクって、シャクって、アピール・アピール!そしてステイ(罠)。
 エギというワナに、さらなるワナを仕掛けるセカンドトラップが ケミホタル =発光体なのです。特に、新月などの漆黒の闇の日や、荒天の後で海水が茶濁りになった場合に最大の効果を発揮します。闇夜は、シャクリによるエギの波動が引き起こす余韻と、ピンポイントの発光体によってドラマは生まれてくるのです。



まず、イカにエギを見つけてもらうこと

 夜間のイカの食性には食物連鎖の法則があります。夜の明かり、白色灯や赤色灯にプランクトンが集まり、それを求めてベイト達が集まり、そのベイトを食べにイカ達が寄ってきます。イカは、意外に照明灯のような光を嫌うようです。
 では、光はどんな時に効果的なのか。エギングの場合、蓄光性のある塗料を使ったエギで、ボヤ〜っとシルエットを浮かび上がらせてアピールしていると釣れる時があります。とくに、キツイ濁りが入った場合は、夜光カラーが有効になりますが、あくまで、エギ交換によるローテーションの効果と思った方が無難です。しかし、ケミホタル のような発光体には興味を示し、アピールという点では十分効果があるので、発光体の光の量を大きくしたり小さくしたり、隠したり、発光色を黄色から赤に変えるといった発光体のローテーションが功を奏し、ヒットへと導き出す要素に結びついています。
 発光体の光量を増減したり、色を替えたりするのは、あたかも別のエギが現れてきたように錯覚させてイカの脳細胞をリセットさせることによって、本来の発光体が持つ機能や威力を発揮するのです。アオリイカは、イカの中でも好奇心が旺盛なので ケミホタル で遠い所のイカまで誘き寄せて興味を持たせてから、後ろのエギでヒットへと導きだしましょう。




黒チューブを使った○秘テクニック

 ルミコ に付属している黒色チューブ を使って発光量を調整する場合、チューブを真ん中から2本に切り分けて ルミコ を左右から挟み込む方法が一般的ですが、○秘テクニックとして、黒チューブの中心に直径2mmのレザーポンチで穴を開け、ルミコ を奥まで差し込み、左右の開いた穴から光が出るようにします。これによって伊勢海老や車海老、カニなど甲殻類のアイ(目)をイミテートすることが出来ます。とくに、赤色発光体は、エビやカニといった甲殻類にライトを当てた時に反射する眼光のルビー色に似ているから、さらに威力が倍増すると感じています。ぜひ一度、試してみて下さい。あながち思い込みだけでは無いはずです。
 他には、油性の黒マジックを常備して、直接 ケミホタル を塗り潰して光量を抑えたり、チューブの上下から漏れ出している部分だけを塗ったりしています。それから ケミホタル の装着場所ですが、エギから離れた場所に装着するよりも、エギのラインを結ぶアイに出来るだけ近づけてセットした方がイイようです。あまり離してあると、ケミホタル 本体に飛びついてしまう場合があります。これではフッキングしないので気を付けてください。
 自然界はいつも必然によって成り立っています。荒れ狂う日もあれば、釣り日和な時もあります。くれぐれも、安全に気を配り、楽しいエギングを満喫してください。とくに、夜間での釣行は、安全の上にも万全を期すようお願い致します。

竿先ライトの代名詞、ぎょぎょライト
夜釣りでの置き竿釣りに欠かせない竿先ライト。暗闇の中で、竿先に伝わる魚のアタリを光でお知らせします。ワンタッチテープ取付け式のぎょぎょライトです。

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磯エギング  [ フィールドスタッフ 森方敏進 ]

[ ケミホタルフィールドスタッフ 森方敏進 ]

九州磯釣連盟福岡支部。F・C・リバーサイド名誉会長。全九州ライター協会代表幹事。釣研F・G相談役。
森方さんはこれらの肩書きのほか、新進の釣人を育成する森方塾まで主催する九州釣界のゴッドファーザーである。

 メジナ(グレ)が釣れるような磯はアオリイカも釣れるチャンスがあります。堤防と違って磯にはエギンガーが来ないためウブイカのパラダイス状態。現代の磯師にエギングは常識となりつつあります。もちろん本命はメジナですが、夜グロのシーズンにはでかいアオリイカがヒットしてきます。
 月が明るいとクロの活性は下がり、イカの活性は上がるので、月がなければクロ、月があればイカ。
 東の空が明るくなる直前の、まだウキも見えないくらいの時間帯がチャンスです。



タックルの準備

 秋から冬、春先にかけて、足元から水深があるような場所であれば釣れるので、釣行のときはロッドケースにエギングセットをしのばせるのを忘れてはいけません。エギングロッドの長さはこのロッドケースのサイズで決まります。8フィート2本継ぎの場合、仕舞い寸法は130cmくらいなので、135cmの平均的な磯用ロッドケースに納めることができます。
 ロッドは長い方が根をかわしやすく取り込みも楽ですが、フッキングすればイカは浮くので、8フィートあれば充分です。
 ナイロンラインを巻いた磯用のリールを兼用するのは無理なので、PE0.8号を巻いたエギング用リールを持っていき、現場についたらいつでも釣れるように準備しておいてください。
 多くの場合、磯には暗いうちに着くので水深を確認することはできません。沈み瀬もあり、潮流が複雑なため、湾内と違ってエギが着底したかどうか知ることは困難です。現場ではカウントダウンに頼ることになりますが、月夜であればイカは浮くので底を取らずに棒引きしても大丈夫です。

コツ 1 : 流れの上流に引くこと。
流れの下流にキャストして上流に引くこと。流れに逆らうように引くので糸フケしにくく、風につよいのがメリットです。流れの中にいるのは遊泳力のある大型アオリですから頑張ってください。キャストしたら最初のフォールで抱けなかったアオリを抱かせるため、流れに乗せて戻し、同じ場所を探るとヒット率が高くなります。

コツ 2 : テンションフォール
着水したら糸フケをとってラインを張り、エギにテンションをかけながらフォールさせること。テンションをかけていないと流れの影響を受けやすくアタリもでません。磯エギングも堤防からと同じく、ボトムをとる必要がありますが、潮流が早いことが多いので、重量調整用の糸オモリを準備しておいてください。

コツ 3 : 藻場を狙う
潮が緩いワンド内がポイントです。藻が多くて気になりますが、藻は手前に多く沖にはあまりありません。また、藻なら引っかかっても取れます。注意すべきは岩にかかる根掛かりです。エギをリトリーブするとイカが沖から追ってくるのが見えます。瀬際まで来たとき、アオリイカは「追いつめた!」と思うのか、足元ギリギリでヒットしてきます。岩に掛けないよう、アセらずに取り込んでください。見えイカは体色が茶色に変わったら喰ってきます。

コツ 4 : ここで ケミホタル
暗い中、やたら投げても釣果は見込めません。エギの頭に ケミホタル をつけて着水ポイントを知ることが大事です。小型の ケミホタル25 に、ルミコ に付属している黒チューブ を使って点発光にすると理想的。ケミホタル の光にイカを寄せる効果はあっても警戒されることはありません。

コツ 5 : 墨は磯の上で吐かせる
狭い磯の上でラン&ガンはできません。墨を吐かれると他のイカに警戒されてしまうため、可能ならば下流から上流へと釣っていきます。掛かったイカは魚と同じようにタモを使ってすくい上げてください。釣り上げたら水バケツの中で墨を吐かせてからクーラーに入れます。氷に触れないようビニール袋に入れれば墨の付着も防げます。

【 ケミホタル 25 ミニ / 25 ミニ レッド / 25 ミニ 3枚セット 】

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