WONDER LAND 2 【 道具編 - 竿 】
Q 06. 釣りをしている最中、不注意で穂先が折れてしまいました。 予備竿がないときは、諦めて帰るしか方法はありませんか?
 人間誰しも不注意はある。同行者の不注意で自分の穂先が折れることもある。 そんな場合、軽度なら応急処置ができるので、覚えておけばいいだろう。この軽度というのは、先端から15cm以内と思っていい。

 現在の穂先は、チューブラー(中空)にムク(ソリッド)を継いでいる。ムクの部分で先端から15cm以内が折れたのなら、トップガイドの内径に合わせて細く削り、接着剤を付けて差し込めばいい。 同じムクでもそれ以上のところで折れたら、内径の大さなトップガイドと交換したほうがいい。テーパーがかかりすぎるので削るのが面倒になる。

 手順は写真で紹介したので参考にしてほしい。 もし15cm以上の、それもチューブラーの部分で折れてしまった場合、ソリッドを入れたり、ほかの竿の穂先を利用するなど修理方法はないではない。 しかし、その場での処置は難しい。帰宅してからにしても、自分でやらず、専門家に頼んだほうがいい。 そのためにも、釣行の際は予備竿を持っていくことをおすすめする。





左 : @カッターナイフ、180番程度のサンドペーパー、瞬間接着剤、ライターがあれば穂先の応急処置ができる。釣りバッグの中には常に用意しておこう。
中央 : A折れた部分をきれいにカッターで切り取る。特にギザギザに割れているときは再びそこから折れる原因になるので、少し余裕をもって切る。
右 : Bトップガイドをペンチで挟み、ライターであぶると、折れた穂先がポンと飛び出す。出てこないときはあぶったあと、ペンチかタオルで穂先をそっと引き出す。





左 : C抜けた穂先が何回か出し入れして、トップガイドの中をきれいにする。または、ガイドの内部をあぶってクズを燃やし、逆さまにしてトントンと叩くとでてくる。
中央 : D穂先の先端1p程度を、クルクル回しながらサンドペーパーをかけて細くする。ぐっと押し込んだらトップガイドにちょうど入るぐらいまで削る。
右 : E瞬間接着剤を付けてトップガイドにはめ込む。接着剤がなければ、しっかり差し込むだけでもいい。なお、短くなった分、ガイドは一つ減らすことになる。




A 06. 軽度の損傷なら簡単に応急処置できる。常に用具を携行し、補修の手順を覚えておけば釣場で途方に暮れることはない。
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