WONDER LAND 2 【 道具編 - リール 】
Q 08. リールは種類が多く、大きさもさまざまです。 ウキ釣りにはどんなものを、またどの程度の大きさを選べばいいですか?
左から
・ 上物用スピニングリール
・ 投げ釣り用スピニング
・ 小型両軸リール
・ ルアー用ベイトキャスティング
左から
・ 落とし込み用の片軸リール
・ イシダイリール
・ 船釣り用リール
・ 電動リール


 上物釣りの分野では、スピニングと両軸の二つがメインになる。それも、スピニングが圧倒的に多数を占めている。
両軸が少数派なのは、道糸を出すときプールが回転するという欠点による。そのため、軽い仕掛けは遠くへ飛ばせない。 また、仕掛けを投げるとスプールが逆転するから、仕掛けが着水するときはブレーキをかける必要がある。それに失敗すると、パックラッシュという悲惨な結果を招く。

 反面、小さくて軽いから扱いやすいという長所がある。大きな魚が掛かったときの糸送り機能も、スピニングに比べてはるかに優れており、少ないながらも愛好者は絶えない。 そんな数少ない愛好者が両軸を使うのは、したがって主に足元を釣るときに限られる。

 もう一つ、ヒラマサ釣りのように大物とやり取りするときに大型の両軸を使うことがある。 スピニングは縦方向の力を横方向に置き換えるから、力をロスする。その点、両軸はパワーがストレートに伝わる。

 これらを除けば、現在はスピニング全盛といってよい。 そのスピニングにもいろいろ種類がある。 ドラグはリアとフロントがあるし、レバー・ブレーキ機構を備えたものもある。 このような違いは、自分で使い込んでみないと分からない。

 リールの大きさは、使いたい太さの道糸がどれだけ巻けるかを基準とする。スプールには、そのリールの標準的な使用量が明記されており、大体150mが基準となっている。

○ チヌ、クロ釣り→道糸2〜3号×100〜150m→小型リール
○ オナガ、マダイ、中型のヒラマサ釣り→道糸5〜6号×150m→中型リール
○ 超デカバンのマダイやヒラマサ釣り→道糸8〜10号×150〜200m→大型リール

原則として、これは竿も同様だが、自分が釣りたい魚に対して、最小・最軽量を使用する。 そのほうが使いやすい。



★ ワンポイント・レッスン ★

 フロント・ドラグはやり取りの途中で締めたり緩めたりできない。どちらかというとベテラン向きで、チヌ釣りのような繊細な釣りに向いている。 その点、リア・ドラグはマダイ釣りのように、やり取りの途中で調整する豪快な釣りに向いている。


A 08. 自分が使いたい太さの道糸が使いたい長さだけ巻けて、なおかつできるだけ小型で重量が軽いスピニングリールを選ぶ。
ライトハウス出版のサイトを表示する

このページを閉じる
九州釣り情報は株式会社ルミカが運営しております。 www.lumica.co.jp 株式会社ルミカのサイトを表示する