WONDER LAND 2　【 道具編 - リール 】 Q 11. カタログに表記しているリールのギア比とはなんのことですか？ また、どのくらいの数字を目安にすればいいですか？ 　自動車や自転車のギアと同じで、リールの場合は回転を速くさせる役割がある。ギア比が4と表示されていたら、ハンドルを一回転させるとローターが四回転する。 　落とし込み釣りではギア比1のリールがあるが、上物釣りでこんなリールを使うと、50〜80mも流したとき、仕掛けを巻き取るのに苦労する。円周の平均が30mだとすると、30m巻くだけでもハンドルを百回転させなければならない。　しかし、ギア比5なら二十回転でいい。　現在のスピニングリールは、ギア比4〜5が多い。5を超えたものは高速タイプといっていいだろう。　もっとも、ギア比は高ければ高いほどいいというわけではない。対象魚によっては、図のようにギア比が低い場合がいいこともある。 　個人的な希望としては、ギア比を変えられるリールがほしい。通常の巻き取りは速く、魚が掛かったときは遅く回るものがあったらいいなと思う。 　マダイ釣りでは100〜150m流すことも珍しくない。だから、単に仕掛けを巻き取るだけならギア比が5ぐらいあってもいい。しかし、大物が掛かったらパワーを優先させるため、3ぐらいになってほしい。　二十年ほど前、まさにこの願いをかなえてくれるリールが登場したことがある。ギア比が二段階で変えられるようになっていたが、ヒットしなかった。 　自分で使ったことがないので分からないが、期待したほどギアの切り替えがスムーズにいかなかったのかもしれない。今の技術ならもっといいものが作れると思うが･･･。 �@の歯車はハンドルに固定されていて、この回転が�Aのウォームギアに伝わる。 �Aはローターに接続されているから、ハンドルを回すベールが回転する。 Ａ 11. 数字が大きいほど巻き取りが速い。 しかし、パワーがないから、力が要求されるマダイ釣りなどでは低いギア比を選ぶ。 九州釣り情報は株式会社ルミカが運営しております。　www.lumica.co.jp