WONDER LAND 2 【 道具編 - リール 】
Q 12. 仕掛けを巻き取るとスプールの途中に糸フケができます。 リールが悪いのでしょうか?それとも操作上の問題ですか?
 このケースは結構あって、自分でも気づいたらそうなっていることがたまにある。特に、注意が他に免れてうっかりすると糸フケが出る。 程度によるけれど、糸フケが出ているといろいろなトラブルが発生する。そのもっとも大きいのは、それに引っかかって仕掛けが飛ばないことにある。はなはだしいと道糸のヨレと重なり、中間部でもつれたりする。必ずしもリールが悪いのでない。

 常にテンション (張力)が道糸にかかっていれば、こんなことは起こらない。つまり、仕掛けを投げて流し、巻き取るという一連の動作の中で、常にこれを意識しておく。 大事なのは、竿を立ててリールとウキの間の道糸を張り、それから道糸を巻くことだ。これをするだけで、このトラブルはほとんどなくなる。

 もう一つは、必ず薬指と中指の間でリールの足を挟む(指が長い人は小指と薬指の間でもいい)。すると人差し指が自由に動かせる。LBが操作できるし、サミングもできる。 仕掛けを流すときはベールを起こして人差し指でスプールを押さえ、リールからウキまでの間に余分な糸フケが出ないようにする。 合わせるときは人差し指でスプールを押さえたまま行い、魚が小さければすぐベールを倒し、それから巻けばいい。 魚が大きいと思ったら道糸を出しながらベールを倒す。さらに魚が大きければ、そのままフリーで道糸を送る。

 遠くまで仕掛けを流したときは、単にベールを倒していきなり巻き始めると、糸フケが出やすい。ベールを倒したらいったん竿を立てて糸フケを取り、それからリールを巻く。 リールに巻き込んだ状態で糸フケが出ているのに気がついたら、遠投してそこまで道糸を出し、それから巻き取れば解消できる。 遠くまで流していて、少々遠投しても追いつかないときは、速い流れに乗せて糸フケがなくなるまで流す。それから所定の巻き方をすればきれいになる。



★ ワンポイント・レッスン ★

 サミングという言葉は、親指を意味すthum(サム)から派生した。 両軸リールの場合は親指をスプールに当ててブレーキをかけるからで、現在ではどの指であってもサミングというようになった。


A 12. 必ずしもリールが悪いのではない。 人差し指で押さえて糸フケを最小限にとどめ、常にテンションをかけて道糸を巻く。
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