WONDER LAND 2 【 仕掛編 1 - 道糸 】
Q 20. ポイントが遠いときと近いとき、ウキしたが深いときと浅いときなど、状況によって道糸を使い分けたほうがいいですか?
 さまざまに予測していても、現場では往々にして、予測外のことが発生する。1kgでのクロを釣るつもりでいたら、突然青物が回遊してきたりする。 逆に、1、2kgのクロ釣りの予定だったのに、沖が時化て湾内のチヌ釣りを余儀なくせられたりもする。 したがって、あらゆる状況に対応できる準備をしておくに越したことはない。が、それにも限度がある。釣行のたびに山のような荷物を持ってゆくわけにもいかない。

 道糸に関していえば、対象とする魚のサイズに合わせて三段階の太さを用意しておこう。最近はリールの替えスプールが揃っているから、替えスプールを他に二つ準備すればいい。 さらに理想をいえば、標準サイズだけでも、フロートタイプとサスペンドタイプがほしい。

 もっとも、釣りの途中で道糸を交換すると、サルカンから上を作り替えなければならない。その手間を考えると、最初にどのサイズを使うか、つまりどの距離を攻めるかをよく吟味する必要がある。瀬際か、遠投か、深釣りか・・・。 中間距離から遠投に切り替えるつもりなら2・5号、最初から遠投する必要があるときは2号から始める。


道糸 対象・状況 ハリス
地グロ・チヌ 2号 小型 1.2〜1.5号
2.5号 中型 1.5〜2号
3号 大型 2〜2.5号
オナガ 3号 ベタ凪 3号
4号 標準 4〜5号
6号 瀬際など 6〜8号
【 クロ釣りで使う道糸の目安 】

 オナガでハリス3号とあるのは、ベタ凪で流れが緩く食いが悪い場合に限られる。 オナガを取るには限界の太さといってよく、かなりのベエランにしかおすすめできない。それも、足元から深くて、無理しなくても取りこめるという自信があるときしか使えない。 かといって、ハリス5、6号は強いから、オナガが取れる確立は高くなる。逆に、3号ハリスではバラしやすい。 したがって、ハリス4号というのが一番スリリングで面白い。すると道糸は4〜5号になる。



★ ワンポイント・レッスン ★

 地グロ釣りでは、1・7〜1・75という道糸を使っている人が雑誌で紹介されている。 しかし、あれはあくまでもハイレベルの釣人であることを忘れてはならない。 細い道糸を使いこなすには釣行回数も、バラシも相当経験しているはずだ。また、ハードタイプもソフトタイプも、長所と短所をしっかり把握している。


A 20. 対象によって、太い・標準・細いと三種類のサイズを持参する。
さらに、フロートとサスペンドを用意できればい。
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