WONDER LAND 2 【 仕掛編 1 - ハリス 】
Q 23. よく、ハリスは細いほうが食いはいいといいます。 魚はハリスが見えているから、細いほうが見づらいせいでしょうか?
 結論からいうなら、ハリスは見えていると思う。 では、どうしてハリスがついたツケエを食うのだろう?

 理由は、まず厳しい自然界で生活している魚は、より早くエサを見つけて食わなければいけない。魚の数が多いほど競争は激しいから、ツケエにハリスがついていても食ってしまう。

次に、魚は、ハリスが危険だとは認識していない。鈎は、ゴミとしか思っていないだろう。 ただし、ハリスつきのエサを食った仲間が次々と消えれば、警戒心が強くなる。引いては、ハリスつきのツケエを避けたり、エサそのものに近づかなくなることはある。つまり、学習はする。 もっとも、これは、ハリスを認識したからだとはいい切れない。ハリスが太いと、ハリスのついたオキアミが、マキエと違った不自然な動きをしている可能性があるからだ。



★ ワンポイント・レッスン ★

 日南や薩南では黒潮のため、海水が濃紺色をしている。そんなところで着色されたハリスを使うのは、目立ちすぎてあまりよくない。 また、滴りがあればハリスの色を気にする必要はないが、ツケエの沈下が不自然に見えないよう、太さには気を使う。


A 23. 魚の目は超近視なので、近くのものはよく見えるはず。
ただし、ハリスを危険なものと認識しているかどうかは疑問だ。
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