WONDER LAND 2 【 仕掛編 1 - ハリス 】
Q 28. 一度使用したハリスを持って帰り、次の釣行でも使いたいのですが、そんなことをするとハリスの強度が変わりますか?
 リールの手入れを解説したとろで、海水は金属にとって酸に匹敵すると述べた。ハリスとて例外ではなく、海水に触れると次第に劣化してゆく。 そのため、海で使用したハリスを持って帰り、もう一度使おうとすれば、最初に使ったときと比べて間違いなく強度は落ちている。

 昔、男女群島で使った6号ハリスをそのまま一年ほどほったらかしにしていたことがある。ハリスの表面には白い粉を噴いたように塩が浮き出ていた。これをじわっと引っ張る分には切れないが、一度に力を加えると一発で切れてしまった。 真水できれいに洗えばいくらか強度は保たれるかもしれないが、最初と比べると明らかに落ちている。特に、ナイロンは吸収率が高いから、劣化する時間も非常に早い。

 ラインの劣化は海水ばかりではなく、紫外線でも起こる。釣行で使う観囲では目に見える変化はないが、一ヶ月も外に置けば明らかに焼けて色が変わってしまう。 ついでに付け加えるなら、大物を掛けたハリスと掛けなかったハリスでも強度は異なる。大きな魚から強く、長い時間引っ張られ続けたハリスは伸びている。

 わずかな伸びなら復元する。しかし、限度を超えると元には戻らない。 伸びてしまうと、肉眼では見えないがハリスが細くなっている。細くなると、当然強度は落ちる。最初の獲物より小さいと問題ないが、大きな魚が釣針かりすると確実に切れると思っていい。

 上記のようなことを踏まえておけば、二回、三回と同じハリスを使っても構わない。 ただし、より大きな獲物を釣りたいなら、釣行のたびに新しいハリスを使ったほうがいい。さらに、伸びたり傷がついた時点でも小まめに交換する。悔いを残さないためにもそうすべきではないだろうか。


・ いくら海水があらゆるものを腐敗するといっても、ハリスが完全に消えてなくなるまでにはかなり長い年月を要する。使ったハリスは釣場に捨てたりせず、ぜひ自宅に持ちかえってほしい。どうしてもそれができないときは、1cmほどに短く切って捨てる。
・ ナイロンは2時間使うと水を吸い、全体が白っぽくなるので交換時期の目安となる。そっくり交換することは、単に古いものから新しいものにするだけでなく、気分を一新する効果もある。


A 28. 大きな魚を釣りたいなら、釣行のたびに新しいハリスを使ったほうがいい。
伸びたり傷ついたときも小まめに交換する。
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