WONDER LAND 2 【 仕掛編 1 - 鈎 】
Q 31. 鈎の形とサイズを決めるとき、その基準になるものはなんですか? 魚種や釣り方などもそれに含まれるのでしょうか?
 鈎の形はいろいろ種類があるように見えるが、基本は上の図のように三種類しかない。したがって、魚種による使い分けはそれを見れば分かるだろう。

 鈎の大きさについては、魚のサイズとツケエの種類に関連してくる。 ただ、チヌ鈎と伊勢尼を比べると、同じ号数でも大きさがかなり違うから、ここでは分けて説明する。

 伊勢尼でクロを釣る場合は6号を標準とする。あとは、その釣場で望めるクロのサイズによって鈎の大きさを替える。 チヌ鈎は2号が基本になる。 このサイズはメイタを釣ることができるし、2kg近いチヌを釣り上げるパワーも持っており、一番許容範囲が広い。あとは、魚の大きさにしたがって鈎の号数を替えればいい。

 次にツケエとの関係を見てみよう。ツケエも種類は多いが、大まかに分ければオキアミとダンゴ・ムキミの二種類になる。 ダンゴやムキミは、オキアミに比べると大さい部類に入る。そのため、鈎が小さいと魚のロに掛からず、スッポ抜けやすくなる。 それが理由で、オキアミを使うときより鈎を1〜2ランク大きくする。



★ ワンポイント・レッスン ★

 ツケエがどこに位置するかによって鈎を替えることもある。 ツケエを海底やカケアガリに這わせる場合は大きくて重い鈎のほうが安定はよく、好ましい。
 一方、宙層をフワフワと漂わせたいときは、小さくて軽い小鈎を使う。 これはツケエとも関連しており、宙層を釣るならオキアミ、底や壁を攻める場合はダンゴやムキミを使用する。


A 31. 鈎の形の基本は三種類しかない。 あとは、魚の口の大きさ、食べ方、ツケエの種類、釣り方によって使い分ければいい。
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