WONDER LAND 2 【 仕掛編 2 - オモリ 】
Q 48. オモリのサイズはいろいろあり、どれを使えばいいかいつも迷います。 状況に合ったサイズの選び方を教えて下さい。
 オモリの大きさを決める場合は、自分が釣りたい水深を基準とする。ウキ下5m以内なら、オモリの類をまったく使用しない完全フカセから、ガン玉やジンタンでもいい。 しかし、5mを超えるとオモリが威力を発揮する。 基本的に、オモリを使うのは深いウキ下を釣ることを念頭においておく。

 厳寒期のチヌはいきなり水深15mといった深場を狙うし、3月のクロもウキ下は深いと考えていい。このような状況では最初から深場狙いの重い仕掛けを使い、一気に深場まで仕掛けを送り込む。 次いで、自分が釣りたい水深にマッチするのはどれぐらいの重さがいいかを考える。20m沈めるのに0・3号を使ったのでは、沈むのに時間がかかってしょうがない。 逆に、せいぜい7〜8mのタナを感度のいいウキで釣りたいのに、オモリ2号を使ったりすれば、必然的にウキが大きくなるから感度が犠牲になる。

 オモリの重さが決まれば、それに合ったウキを選定する。 ここでは、基本となる水深による使い分けを図にまとめてみた。 ただし、これはあくまでも基本に過ぎない。状況によっては重くしたり軽くしたりする必要がある。大事なのは、狙うタナをキープすることだ。

 たとえば、水深10mでは1号のオモリを目安としている。だが、流れが非常に速ければ、水深10mのタナをキープするためには3号のオモリが必要になる場合もある。 同様に、強い横風が道糸を引っ張ったり、波が荒いようなら仕掛けが上ずる可能性がある。そんな状況では、2〜3号のオモリを使わなければならなくなる。 また、厄介なエサ盗りが多い時期は、エサ盗りを突破して早く仕掛けを沈め、下にいるであろう本命を釣りたい。こんなケースでは通常より2ランク重いオモリを使い、エサ盗りの沖に仕掛けを投げ、速く沈めて引っ張ってくるというテクニックもある。

 このように、オモリのサイズをいろいろ使い分ける必要があるから、それに合わせてウキも各サイズを用意しておきたい。2号オモリを使いたいのに、それに合うウキがなかったため釣れなかったというのでは、悔いが残る。


A 48. まず、自分がどの深さを釣りたいかを決め、それを基本にする。
あとは、状況に応じて大きくしたり小さくしたりする。
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