WONDER LAND 2 【 仕掛編 2 - オモリ 】
Q 49. ガン玉やジンタンはオモリとはどう違うのですか? 単に小さいだけのように感じますが、どんなときに使うのですか?
 本来、オモリとは仕掛けを沈めるために鉛で作られたものを意味する。しかし、近年はさまざまな形のものが開発・販売され、呼称やサイズ表示もばらばらなので少々混乱している。 したがって、ここではBでサイズ表示するガン玉、それより小さく号で表示するジンタン、ガン玉より大きくやはり号で表示するオモリとに分類した。他に、ガン玉とよく似た使い方をするものにカミツブシ(大小サイズ表示する)があるが、繁雑になるのであえて触れない。

 さて、ガン玉、ジンタンはオモリと同じく、鉛を素材にして作られている。オモリが中通しタイプなのに対して、ガン玉やジンタンは球体の真ん中に割れ目が入っている。 この割れ目にラインを挟み、閉じたり開いたりすることによって簡単に脱着ができる。

 この外見の差以外にも、ガン玉とジンタンがオモリと大きく異なる点がある。オモリは足し算で重さの計算ができるのに対し、ガン玉、ジンタンはこの計算ができないことだ。

 たとえばオモリの0.3号(1.13g)と0.5号(1.87g)を足すと0.8号(3.0g)の重さとなる。しかし、ガン玉のB(0.55g)+B(0.55g)は1.1gで、これは4Bの重さに相当する。ちなみに2Bは0.75gしかない。

 また、オモリとガン玉は号数が大きくなれば重くなる。が、ジンタンは逆に軽くなる。そんな違いもある。
オモリ、ガン玉、ジンタンの
サイズと平均重量
種類 サイズ 重量(g)
オモリ 3号 11.25
2号 7.5
1.5号 5.62
1号 3.75
0.8号 3.00
0.5号 1.87
0.3号 1.13
ガン玉 6B 2.65
5B(SO) 1.85
4B(SB) 1.20
3B 0.95
2B(BB) 0.75
0.55
ジンタン 2号 0.31
3号 0.25
4号 0.20
5号 0.16
6号 0.12
7号 0.09
8号 0.07



★ ワンポイント・レッスン ★

 オモリ、ガン玉、ジンタンの重量は、メーカーによって微妙にバラつきがある。平均的な重量を表にしたので参考にしてほしい。 なお、ジンタンについては、樺゙研ではGという記号を使っている。


A 49. 軽い仕掛けで浅場を釣るときに使うもので、フカセ釣りには欠かせない。
オモリと同じく、さまざまな役目を狙っている。
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