WONDER LAND 2 【 エサ編 - ツケエ 】
Q 54. エサ盗りが多いとオキアミではすぐなくなります。 こんなときはどうようなツケエを使ったらいいのか教えてください。
 水温が上昇するとエサ盗りの活性が高くなり、マキエにワッと押し寄せる光景が当たり前になる。 一口にエサ盗りといっても魚の種類は多い。代表的なのはアジ子、アブッテカモ(スズメダイ)、カワハギ、キンギョ(ネンブツダイ)だろうか。

 これらの群れをかいくぐり、本命であるクロ、またはチヌの口元までツケエを送り届けるのは骨が折れる。 とにかく、仕掛けを投入して三十秒以上ツケエを残そうとしたら、硬いか、それとも嫌いかという条件が要求される。

 普投使っているオキアミは食い込みこそ抜群だが、非常に軟らかい。そのため、エサ盗りに突つかれるとすぐになくなる。そこで、チヌやクロは食べるが硬い、またはエサ盗りが嫌うというエサを探してみた。

 もっとも、チヌ、クロは一般にオキアミを使うが、食性ははっきり異なる。エサ盗り対策を考える以上、チヌとクロの食性も理解しておく必要がある。 それに、単にツケエを替えればすむという問題でもない。マキエや仕掛けの投入点を替え、仕掛けを重くしてエサ盗りの群れを突破するなど、努力を重ねないと成果は上がらない。



★ ワンポイント・レッスン ★

 ツケエはどんなものにしろ、マキエの中にも同じものが入って初めて効果が出る。 ダンゴをツケエにする場合、ヒシャクに二〜三粒のダンゴを入れてマキエする。フナムシは軽く掘り、仮死状態にしてからマキエに配合する。


A 54. 魚の食性を考えて、その中からエサ盗りの歯が立たない硬いものを選ぶ。
また、エサ盗りが嫌いなエサも試してみよう。
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