WONDER LAND 2 【 エサ編 - マキエ 】
Q 60. 釣りの途中でマキエがなくなったときはどうすればいいのですか? マキエしなかったら本当に魚は釣れないのですか?
 上物釣りでは、マキエの切れ目が縁の切れ目といわれるくらいマキエは欠かせない。あの広い海でたった1匹のオキアミを流しても、本命の魚の目の前にたどり着くことは、確率からいって非常に低い。 さらに、マキエには、魚を夢中にさせてツケエの不自然さをカバーするという役目もある。サビキ仕掛けだけを流してもアジ子は食わない。アミを撒くから夢中になつて擬似鈎にまで食いついてくる。 したがって、ウキ釣りでマキエがなくなれば、ほとんど致命的だといっていい。

 そんな事態に至るのを防ぐには、まず時間配分を考える。少量ずつ継続させるのがマキエの原則だから、釣りタイムを八時間としたら四時間で半分、二時間で四分の一を使うペースを保つ。 次に、集魚剤の予備は必ず持参しておく。雨が降ったり飛沫を被ったりすれば、マキエの水分が多くなって遠投できなくなる。硬めのマキエは海水を加えたら軟らかくなる。しかし、軟らかいマキエは集魚剤を加えるしかない。 また、磯では、突然の大波にマキエを流されることもしばしばある。集魚剤の予備があれば慌てなくていい。 三番目として、事前に状況を聞いておき、エサ盗りが多いか少ないかを確認しておく。エサ盗りが多いと、本命用とエサ盗り用のマキエが必要になるから、普段より多くのマキエを準備しておかなければならない。

 以上のような対策をとっておきながら、それでもなんからのアクシデントのためマキエがなくなったらどうするか?
一番手っ取り早いのは、同行者に分けてもらうか、一緒に釣らせてもらう。 同行者のマキエも残量が少なければ、磯で調達する。チヌ釣りならジンガサ、カニ、カキ、カラスガイ、カメノテ、フナムシが使える。クロ釣りの場合はフナムシ、ノリ類を使う。 ただし、時期に応じて調達できるものとそうでないものがある。また、時期によって効果があるものとないものがある。


● マルキューの集魚剤、サッとグレ、サッとチヌがあれば怖くない。レトルトオキアミとハイパワー集魚剤がセットになっているから、オキアミやアミも不要。



★ ワンポイント・レッスン ★

 釣場によっては、カラスガイやカキ、ジンガサなどの磯の付着生物を採取することを禁止しているところがある。その点は注意してほしい。 また、許可されているところでも、根こそぎ採ってしまわないこと。一部でも残しておけば再生が早い。


A 60. マキエしないと魚は釣れないと思っていい。時間配分を考えてマキエしよう。
また、予備の集魚剤は常に持参しておく。
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