WONDER LAND 2 【 エサ編 - マキエ 】
Q 61. マキエをすればするほどエサ盗りが集まるように感じます。 小魚が多いときはマキエをしないほうがいいのではないですか?
 そう考えてもおかしくないほど、今は小魚が多い。だが、マキエしなければ本命も寄ってこない。 撒きすぎると一面エサ盗りだらけになり、手も足も出なかったという苦い経験は、ほとんどの釣人が持っているだろう。

 そうならないためには工夫がいる。
 その一つがマキエの打ち方にある。スズメダイやネンブツダイは泳ぐのが遅いので、瀬際にマキエを集中して彼らをそこに釘づけにする。そして、仕掛けはエサ盗りの少ない沖に遠投する。 これが分断作戦というもので、逆にエサ盗りを沖の一点に集め、仕掛けは瀬際を流すという方法もある。
 二つ目としては、マキエの配合内容を工夫する。集魚力の強いアミを一切入れず、比重の小さいマキエと大きいマキエを混ぜて上下に分断させる。

 この上と下、沖と手前という二つの分断作戦は、体が小さいエサ盗りは大型の本命より勢力が弱いという性質を利用している。いくら小魚がたくさん群れていても、大型の魚が近寄ればサッと散る。この傾向は特にチヌに強い。 さらに、ダンゴでツケエを包み、途中でシャクってダンゴを割り、エサ盗りからツケエをガードする方法もある。


A 61. マキエしないと本命も近寄らない。マキエの打ち方や配合内容を考えて、エサ盗りを交わすテクニックを身につけよう。
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