WONDER LAND 2 【 実釣編 - 実釣 1 】
Q 66. 仕掛けを投げるときは、上からか、それとも横からがいいのか迷います。 どちらか投げるのがベストなのでしょうか?
 仕掛けをどの方向から投げるかは、釣り方や目的とする距離によって変わる。したがって、一概に上からがいいとか、横からの投入が優れているとはいえない。

 仕掛けの投入には、上・下・横の三通りの方法がある。上からの投入は遠投時に向くし、ヘラブナ釣りでよく見られる下からの投入は、際狙い、竿下までの近距離を狙うときによく用いる。 この二つの中間といえるのが横からの投入で、通常の釣りでもっとも狙うことが多い近〜中間距離への投入に向くため、一般的に多く見られる。私自身も横から投げることが多い。

 仕掛けを投げるときは、まず潮流や風向き、エサ盗りの有無を考慮しながら、ツケエがマキエの帯の中にうまく漂うようイメージして着水点を決める。 このとき、ツケエは向こう側から落としたほうがいいか、手前から落とすのがいいか、横からフワリと落とすのがいいかを決める。同じ横投げといっても、この時点ですでに三通りの選択肢が生まれる。

 特に、エサ盗りが多い場合や本流がガンガン通す釣場では、ツケエの着水点がダイレクトに釣果に影響する可能性が高い。こう考えると、応用範囲の広さという点で横投げに分があるといえる。釣りを今から始める場合、まずは横投げをマスターすることをおすすめする。


● 横投げはさほど力を必要としないので疲労が少なく、手返しが一定の速度でできる。また、仕掛けが飛行している最中に道糸を止めればブレーキをかけることができ、ツケエの着水位置を自在に設定できるというメリットがある。



★ ワンポイント・レッスン ★

 横投げに慣れないと鈎を指に刺すことが多い。 ハリスを離すタイミングが難しいからで、これが飲み込めるまでは小さく切った消しゴムを鈎に刺し、思い切って振り込む練習をしよう。


A 66. 一概にどちらとはいえない。ただ、横投げには応用範囲が広いという利点がある。 まずは横からの投入をマスターしよう。
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