WONDER LAND 2 【 実釣編 - 実釣 1 】
Q 68. 仕掛けを投入したとき、ハリスがウキに絡んでしまうことがよくあります。 こんなときはどうすればいいのでしょうか?
 仕掛けの絡みは魚に食わせる以前の問題で、ハリスが絡んだまま仕掛けを流すと、魚は99%釣れない。エサ盗りの少ない時期は一流し十分から十五分、遠くまで流すときは二十分かけることもあるから、その時間がまるまる無駄になる。 特に、遠投釣りすると仕掛けが絡むことが多く、ウキの状態を見て絡んでいるかいないかを見分けるだけの目を養う必要がある。オモリを内蔵してない非自立タイプのウキを使うと、その点が分かりやすくなる。

 対策として例を二つ、図で示した。 また、ハリスが細くて軟らかくても絡みやすい。そのときはフロロカーボン製の硬く、張りのあるタイプに変えてみるのも一つの方法だ。

 技術面では、まず仕掛けは必ず風下から投げる。風上から振ると、投入はしやすいがハリスが風にあおられてウキに絡むことが多い。

 仕掛けを投入したら、ウキが着水する寸前にスプールに指を当て、道糸にブレーキをかける。 こうするとツケエがウキの先に着水し、絡みにくくなる。 着水後は竿をできるだけ潮上に向けて道糸を張り、ウキと鈎の間を直線にする。これは道糸の穂先絡みを防止するだけでなく、当たりを明確にするためにもぜひ心がけてほしい。

 さらに、意外に見落としがちだが、絡みはエサの付け替え時にも起きやすい。エサを付け替えるときに糸をたるませていると、そのたるんだ糸が知らないうちにウキに絡んでいる。 これはきちんと巻き取ることで解決できるが、いずれにしてもちょっとした工夫、心づかいで絡みは防止できる。面倒でも習慣にしてしまおう。それがスムーズな動作を生み、ひいては手返しを早めることにもつながる。



A 68. からまん棒を使う、ガン玉を打つ、風下から投げるなどの小さな工夫で十分対処できる。 面倒でも習慣にしてしまおう。
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