WONDER LAND 2 【 実釣編 - 実釣 1 】
Q 74. 沈め釣りとはどんなものなのでしょうか?よく釣れそうな気がするので一度チャレンジしてみたいと思っていますが。
 ウキを沈めながら探ってゆくという釣り方は、魚のタナを探すという面では非常に有効で、あっという間に全国まで広まった。遊動仕掛けでもタナを探ることは可能だが、常にウキと鈎の間が張っている点で沈め釣りに分がある。

 もちろん、弱点もある。 少しずつウキを沈ませるためには、微妙なガン玉調節が欠かせない。また、海水が濁っているとウキが見づらくなり、探る範囲が狭くなる。 ウキを見なくても竿先で当たりを取る釣り方があるが、ここでは触れないでおこう。

 沈め釣りの特徴として、固定ウキと違ってウキの浮力が殺されている。そのため、食い込んだときの抵抗が少なく、すぐノドの奥まで入ってしまう。 また、当たりは小さく、魚が食ったのにすぐ気づかないと、魚にとって有利な状態からやり取りを始めることが多い。 それを考えると、確実に取り込むには仕掛けが太いほどいいことが容易に想像できよう。

 ウキはあえて沈めウキを使う必要はない。インテグラルタイプのBのウキに2Bのガン玉を打てば、ウキはゆっくりと沈み始める。 沈めウキを使うなら、マイナス2Gから始めればいい。

 一投目は、仕掛けを投入して道糸を張ったままにしていたらどうなるかを観察する。ハリスは斜めになり、ウキが沈みながら手前に寄ってくる。道糸を張りすぎるとこうなるという悪い例だ。 次に、ハリスの長さ10cmを一秒と換算し、仕掛けを投げたあと、1.8mなら十八秒、3mなら三十秒数えてから道糸を送る。鈎やサルカンの大きさによって二〜三秒の誤差はあるにしても、これだと大体鈎がウキの真下に沈んだころから道糸が出始める。 あとは、竿先に重みを感じたら少し道糸を出し、ハリスにたるみができたら引き戻す操作を繰り返す。




A 74. 基本操作を習得したら決して難しいもんではない。ただし、条件というものがある。条件さえ合えばぜひ試してみよう。
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