WONDER LAND 2 【 実釣編 - 実釣 2 】
Q 78. 合わせる方向は上でも横でも、鈎掛かりする確率は同じですか? また、使い分けはどのようにすればいいでしょうか?
 合わせる方向は、ウキが入っていく角度と同じというのが原則だと思ってほしい。 ウキが入る方向は、イコール魚が走る方向なので、その逆に合わせると鈎掛かりする確率が高い。合わせたあと、魚の走りに対してもスムーズに応じられる。 ただし、瞬間的な合わせを要求されるバリは、手首のスナップを効かせて竿を真上に跳ね上げる。

 沈み瀬がある場合は、引っ張られる方向とは反対に走るという魚の習性を利用し、思いきって沈み瀬の方向に合わせる(図参照)。 このときは瀬ズレが予測されるので、鈎掛かり後は竿の弾力を最大限に生かし、通常よりやや強引にやり取りする。

 瀬際の場合は、一歩前に出て跳ね上げるように合わせる。道糸が際ギリギリを通るイメージで竿を立てよう。 これらの対応策は、魚が掛かったら慌てずに対処することが前提になる。魚が走るコースを読んで冷静に行動しよう。 また、無事に取り込んだら、鈎がどこに掛かっているかをチェックする。飲み込んでいれば合わせが遅かった、唇一枚なら早すぎたと判断し、次の合わせにフィードバックさせる。


A 78. ウキが入る方向(魚が走る方向)とは逆に合わせるのが原則だが、沈み瀬の近くではそれから遠ざける合わせ方をする。
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