WONDER LAND 2 【 実釣編 - 実釣 2 】
Q 79. ウキに当たりが出るのに、合わせてもなかなか鈎掛かりしません。原因はなんでしょう? どう対処すればいいですか?
 鈎掛かりしない原因としては次のものが考えられる。


@ 鈎の大きさが魚に合ってない
口が小さいのに鈎が大きすぎると、鈎が魚の口の中に入らない。小さくするか、フトコロが狭い丸セイゴなどに交換する。 逆に、口の大きさに比べて鈎が小さすぎるとスッポ抜けることがある。

A ツケエが大きすぎる
原因としてはこれがもっとも多い。 鈎やツケエの大きさを替える、オキアミの頭や尾を取る、ムキミにするなどの工夫によって釣果が変わることは多い。 特に、日中の活性が低いときは食いが浅いことが多いので、ツケエは小さいほうがいい。また、狙う魚種によって鈎の大きさも替える。面倒がらず小まめに調整することだ。

B ウキ下が合ってない
合わせても鈎掛かりしない原因がウキ下にある場合、ほとんどウキ下が浅すぎる。 水面に近づけば近づくほど魚の警戒心は強くなる。 急いでエサを食って安全な深場に戻ろうとするから、エサや鈎の一部しかくわえてない。したがって、合わせても鈎掛かりしない。 このようなときは30cm刻みでウキ下を深くしていき、魚の夕ナに合わせる

C 合わせのタイミングが悪い
Bと同様、魚がまだエサを口の中に入れてないうちに合わせているせいで掛からないことが多い。 魚はエサをくわえて潜る途中でもう一度エサをくわえ直す。ウキが30cm沈んだところで合わせても掛からなかったら、次は50cm沈むまで待つ。 ウキが沈んでから一、二、三で合わせていたのなら、五数えるまで待つなど、タイミングをいろいろ替えてみよう。

D ウキの感度に間頻がある
ウキの感度に関しては、悪いか良すぎるかのどちらかだと思っていい。 べ夕凪や潮が緩いなど、あまり条件がよくないときに与浮力のあるウキを使うと、チョコチョコとしか沈まず、合わせるタイミングを計りきれないうちにツケエを盗られることがある。
 このような場合は、ウキをぎりぎりまで沈めて抵抗をなくせば沈みやすくなり、当たりもよく分かるようになる。 逆に、ウキはよく沈むのに掛からないときは、与浮力があるウキに替えてみる。 そうすれば、今までは軽くくわえただけで食うことができたエサが、今度はなかなかついてこないので、魚はしっかりくわえ直す。つまり、鈎掛かりしやすくなるというわけだ。

E その他(ガン玉の位置、マキエのタイミングなど)
ガン玉を釣上10cmに移動したり、大きさを替えることによって、魚の活性やウキの感度が変わる場合がある。 また、マキエのタイミングに問題があることも考えられる。潮の流れをよく見て、マキエとツケエが一致するように調整する。 また、マキエでエサ盗りと本命を分断するなどの工夫もしてほしい。


 これらの原因は、そのときどきの状況によって変わる。どれか一つを試すのではなく、@とA、AとBというように、いくつかの原因を探っていくのが上達するコツといえる。 また、最初から食わないときだけでなく、途中で食いが悪くなったときも同じような原因が考えられる。 これらのことを頭に入れて対応してほしい。


A 79. 原因はツケエの大きさからウキ下調整まで多岐にわたる。対処法を覚えておけば、途中で食いが落ちたときにも役立つ。
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