WONDER LAND 2 【 実釣編 - 実釣 2 】
Q 83. 掛かった魚を取り込むとき、せっかく寄っている他の魚を散らさないようにするためには、どうすればいいでしょうか?
 魚を釣るためには、次の三ヶ所を念頭に置く必要がある。


@ 魚に食わせるヒットポイント
A 魚とやり取りする場所
B 魚を玉網で掬う場所


 @とAは遠ければ遠いほどいい。魚が群れの中で暴れると、せっかく寄せた魚が散る可能性がある。 したがって、理想からいうと、沖のほうで食わせて、中間地点でやり取りし、疲れさせてから磯際に寄せるというパターンができ上がる。

 もちろん、Aの周辺には沈み瀬がなく、少々遊ばせても瀬ズレの心配がないところが望ましい。 特に、足元近くが障害物だらけの場合は、Aでたっぷり疲れさせる必要がある。 オナガの大型は本流で食わせたほうが取り込みやすいのは、こんな理由による。

 鈎掛かりするのははるか沖だから、手前に寄せるまでかなり時間を要し、その間に魚は体力を使い果たしてしまう。 足元で食わせると、元気いっぱいの魚とやり取りしないといけないから、瀬ズレする確率が高くなる。



★ ワンポイント・レッスン ★

 釣座を選定する際、魚を鈎掛かりさせても瀬ズレで取れない場所を避けることは前記した。このとき、同時に取り込むところも考えておく必要がある。 海面近くまで降りられて、足場がよく、さらに波静かで切り立っていれば申し分ない。


A 83. 取り込み中、取り込み後もマキエを絶やさない。常にその後の場面を考え、次に釣りたい魚を散らさないよう心がける。
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