WONDER LAND 2 【 実釣編 - 実釣 2 】
Q 84. わざわざ玉網を使って魚を掬うのには理由があるのですか?また、掬うときはどんなことに注意すればいいでしょうか?
 たとえ抜き上げられると思う魚でも、玉網で掬うのは理由がある。

魚を抜き上げるとき無理な力がかかることも、竿が折れる原因の一つだから、玉網で掬うのは、できるだけ竿を傷めたくないという理由がある。 あえて軟らかい竿や細いハリスを使って魚の引きを楽しむ場合も、玉網は欠かせない。寄せたところで魚が暴れても、玉網で掬えば不意のバラシを防ぐことができる。

 また、魚を掛けてやり取りし、寄せてから玉網に納めるまでの一連の動作の練習にもなる。いきなり大物を一人で掬えといわれても困る。普段から小型の魚で練習しておけば、いざというとき慌てないですむ。 リリースする場合も玉網のほうがいい。抜さ上げて岩の上にドンと落とせば魚は傷む。玉網で掬えばそのまま鈎を外せる。


● 磯に上がって荷物を整理したら、真っ先に玉網を組む。そして、右か左(リールを巻く手の側)後方に置いておくとすぐ手に取れる。


玉網選びの目安 釣座 魚のサイズ
      木ッ葉グロ
メイタ
クロ
チヌ
ヒラマサ
マダイ
柄(m) 5.0 4.2 3.6〜3.9 軽いタイプ 強く丈夫
なタイプ
ワク(cm) 50〜60 40〜45 30〜35 30〜35 40〜45 50〜60



★ ワンポイント・レッスン ★

 どうせ使わないからと、磯の上まで持参しても玉網をセットしない人が多い。前述したように、玉網を使うには慣れが必要だから、練習と思ってどしどし活用しよう。 うっかり海に落としたものを拾うのにも役に立つ。


A 84. 竿先と魚を傷めないのが目的。魚を玉網の上まで誘導して、下から魚を掬ったら、玉網を仕舞いながら手前に引き抜く。
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