実践仕掛け集 − 絶対に役に立つ! 魚種別実践仕掛けをご紹介します!

実践仕掛け : マダイ編



 マダイが好むのは潮通しのよい開けた岩礁地帯です。塩分濃度の変化を嫌うので、雨水が流れ込むような場所には回遊してきません。小型のうちは下からの攻撃を避けるため海底付近に群れをつくりますが、大型になって天敵が減るとベイトを追って中層まで浮き上がり、夜間も活動するようになります。
 基本的には雑食性の底性生活魚であり、成長して遊泳力がつくにしたがって、主食もエビなどの底性生物から、中層を泳ぐ小魚にシフトしていきます。
 障害物の多い磯場で摂食しているため、瞬発力はあっても持続力に乏しく、エサを補食するときでも遠くまでは追いかけません。マダイにはイカや小魚の群れの下で、青魚に襲われて落ちてくるエサを補食する習性があります。そのため、ゆっくりとしたフォールで、ごく近くを細かく誘ってやることが釣果に繋がります。

【 マダイ : 磯のウキフカセ釣り 】
 一般的に、マキエは少量を間断なく入れてそれに仕掛けを合わせるものですが、マダイの場合には一度に入れる量を多くしてください。近場のエサ取りが食べ残すくらいの量を入れないと、マダイの居場所である沖の深場まで効いてくれません。
 狙った場所に確実にマキエを沈めるためには、どこに投入すればいいか推理して、それに仕掛けを同調させつつ流していくのですが、ポイントが遠くなるほど、マキエとツケエの一致が難しくなります。そんなときは先に仕掛けをポイントに入れ、そこにマキエが流れていくようにコントロールする方法もあります。

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【 マダイ : 攻めのダンゴ流し 】
 ダンゴ釣りは水深があって流れの緩やかな湾内に適した釣法です。湾口付近などで適度な潮流があるときは、仕掛けをそのまま流してしまうダンゴ流しがオススメ。
 ハリの上30〜50pに ちもとホタル を装着すればツケエをアピールできるほか、極小の水中ウキとして仕掛けを張りつつダンゴの煙幕とともに広いエリアを探ってくれます。
 ダンゴ流しは攻めの釣法です。仕掛けを遠くまで流しながらときおり大きく誘いを入れてください。
 ほかの釣人よりも広範囲を探ることでマダイとの遭遇確率が高くなります。

 
※ 基本はノーガンで底潮をつかむこと。
※ ダンゴのエサが溜まるまではあまり遠くまで流さない。打ち返してエサの量が増えるにしたがって遠くまで探っていく。
※ 麦やコーンなど粒状のエサを混ぜること。雑魚が食わないエサが底を転がって流れていき、マダイやクロダイに効いてくれる。
※ ガン玉を付けずにフカし、ちもとホタル の潮受けで仕掛けが浮き上がれば中層狙いになる。底を狙うときはガン玉で沈めること。

【 マダイ : 船釣り・コマセマダイ 】
 船釣りでは正確なタナ取りと、その日、その釣場に合ったパターンを見つけ出すことが釣果を左右します。船長からタナ指示があったら、ビシカゴから先に海面に入れ、続いてツケエを投入。バックラッシュを防ぎつつ、いったん指示ダナよりも7〜8m下までビシを落としてください。仕掛けが落ちついたらコマセを振り出し、ビシカゴを指示ダナまで戻します。数分待ってもアタリが出なければ仕掛けを回収。もしマキエが残っているようならビシカゴの窓をもう少し開けます。釣れない原因の多くはタナ外れです。釣れている人のタナを参考にして、タナを正確に合わせてください。

【 マダイ : 一つテンヤ 】
 ライトタックルに豆テンヤひとつだけのシンプルな仕掛けです。両軸リールだと軽いテンヤが落ちて行かないのでスピニングリールを使ってください。ベールを起こしてフリーにするとテンヤがユラユラと落ちながら誘ってくれます。
 最初は底を取るために、やや重いテンヤを使うことがありますが、そのときはタナが近くなったらサミングで沈降スピードを調整し、海底付近でのヒットに備えてください。岩礁の上に置いても根がかりしにくいのがテンヤのメリット。マダイがエサを見つけ、喰うだけの時間を与えてからゆっくりと巻き上げ、ときおり大きく誘いを入れてください。

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