福岡県北九州関門大積・蕪島
蕪(かぶら)島は干潮時になると竿出しできるポイントも多くなり、歩いて一周できるので好みのポイントでフカセ釣りを楽しむことができる。周防灘に突出していて、付近では珍しく足元から水深のあるところ。5〜7月にかけては良型のチヌの実績も高い。ただ、満潮時にはかなり上まで水面が上がるので、荷物を置く場所や移動の際には注意が必要だ。
島の東〜南側は沈み瀬がいくつかあるので、その際を竿1本前後のタナで探れば良い。ワンドになっているところでは沖目でもチヌはヒットする。3〜4人での竿出しが可能だ。北〜東側にかけては干潮時であれば10名近くの竿出しも可能。水深も10メートル前後あるので、潮まわりさえ良ければ大型に遭遇できるチャンスも多い。沖目を狙っても、瀬際狙いでも大型の実績がある。北〜西側では穴蔵の前あたりが上げ潮、下げ潮と両方とも大丈夫だ。ただし、2〜3人程度の収容力しかない。
投げ釣りの人はあまり見かけないがカレイ、キス、アイナメ、グチが狙える。

チヌ、メイタ、メバル、ボラ、カレイ、キス、グチ

全体的に水深があることから、半遊動仕掛けでこまめにタナの調整をしよう。東南部の穴蔵の前は全体的に底根が荒く、絶好のチヌの棲家になっている。コンクリート前では下げ潮が左沖に流れるときは、やや沖目を狙ってみるのも面白い。沖目では10メートル近く水深がある。
チヌの拾い釣りという言葉があるが、全体的に磯際から水深があるので、早い時間帯や満潮時には足元に大型が潜んでいる可能性も高い。釣り人がいないときはムシエサやエビのムキミを使って、ピンポイントで足元を狙う手もある。テリトリーをもっている大型のチヌをゲットするには有効な釣り方だ。

裏門司の幹線道路である県道72号線の大積交差点から南下すると海岸線にでる。大積トンネルの方には進まず、海岸線を道なりに進めば、身障者の療護施設「ちづる園」の前にでる。車はちづる園の先の方に止めて、蕪島までは徒歩での移動となる。約20分の距離だ。島の付け根のところは大潮の満潮時には水没して、右まわりでも東まわりでも渡れなくなる。潮時表できちんと時間を調べ、行くときもそうだが、帰りの時間にも気をつけること。付け根の空洞のところは両サイドともに狭くなっているので、島に渡るときは注意しよう。
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