福岡県北九州若松・遠賀響灘埋立地・軍艦防波堤
旧帝国海軍艦艇の船体を利用して防波堤が作られていることから、軍艦防波堤もしくは軍艦波止と呼ばれている。使用されているのは「冬月」、「涼月」、「柳」の三隻の駆逐艦だ。古くから北九州の釣り人に愛されている釣り場である。防波堤の付け根に広がっている2号、3号岸壁はソーラスの関係でフェンスが張られ、立ち入りができなくなった。従って、釣り場として竿出しできるのは防波堤の内外に限定されている。
防波堤ではフカセ釣りがメインとなっている。沖にケーソンのある洞海湾側ではチヌ、メイタ、バリ、サヨリ、ボラ、アジゴ、イワシが狙え、反対の貯木場プール側ではスズキ、セイゴ、メバルがターゲットとなっている。シーズンともなれがエギングやスッテでコウイカ釣りも楽しめる。

チヌ、メイタ、バリ、メバル、ボラ、サヨリ、イワシ、アジゴ

防波堤は全体的に水深がなく、フカセ釣りでは2〜4メートルのタナを狙うことになる。付け根付近の最も深いところでも竿1本くらいだ。貯木場のプール側はさらに浅く、1ヒロ前後。先端部でも1ヒロ半くらいしかない。
夏場から秋にかけてチヌやメイタが面白く、涼をかねて夏場は半夜釣りを楽しんでいる釣り人も多い。コツは防波堤の4〜5メートル先にあるカケ上がりの部分を攻めること。一年中、釣り人が訪れているのでエサ盗りの数は多い。きちんと仕掛けとマキエを同調できるのなら、遠投して攻めてみるのも手である。

北九州市若松区・響灘埋立地の中を走っている国道495号の安瀬交差点から海側に進む。運河に架かっている響灘大橋(通称:青い橋)を渡り、最初の信号機のある交差点から右折し、中央分離帯のある広い道を進む。送電線の鉄塔に沿って、ほぼ道なりに進めば、やがて右手に貯木場が見えてくる。貯木場の方に進むと突きあたりの右側が軍艦防波堤だ。車は防波堤の付け根付近に数台を駐車できるが、満車のときは周辺道路への駐車となる。橋を渡って3〜4分の距離だ。
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