福岡県北九州若松・遠賀狩尾岬
釣り人の間では三本杭といった呼び方が一般的だ。釣り場は岬一帯に展開しているが、岬を一周している遊歩道は車の乗り入れが禁止になっている。柏原漁港もしくは夏井ヶ浜付近の有料駐車場を利用することになる。どちらからでも10分近くは歩くことになる。岬周辺の全体にいえることだが、磯が低くて、波がはい上がりやすい危険な形状なので、波の高いときは釣りを控えること。
チヌは周年狙えるが、実績の高いのは1〜2月。シケ後で海が適当に濁り、波がおさまっているときが絶好のチャンスだ。ポイントが狭いので2〜3名しか竿を振ることはできない難点がある。A級ポイントは三本杭のあるワンド周辺。ワンドの中からサラシが沖に払いだしているときがビッグチャンス。クロもシーズンには釣れるものの小型が主流である。
先端部付近にも好ポイントは点在するが、根が荒いのと全体的に磯が低いので釣りづらい。波の高いときは大波がはい上がってくるので、タックルなど流されないように注意する。周辺はミズイカも多く、エギングをすればいたるところでヒットする。

チヌ、メイタ、バリ、クロ、ミズイカ

釣り場まで徒歩で移動することになる。荷物はコンパクトにまとめ最少の携行品で釣行すること。全般的に磯が低く、満潮時は足元を波が洗うので磯ブーツ、ライフジャケット、システムスタンドは必需品。
三本杭の立っているワンドから沖に払い出していく流れのときはベストコンディション。交互に仕掛けを投入すれば、同じ流れの同じポイントにマキエが効くので効率的だ。ワンドの反対側でも狙うところは同じ。ワンド内は水深が竿1本くらいしかないので、軽めのマキエを作り、軽めの仕掛けで浮かせて釣るように心掛ける。エサ盗りの多い時期はダンゴも効果的だ。

釣り場までは柏原漁港の粟嶋神社前を通って歩いて行くルートと、車で海水浴場の横を夏井ヶ浜まで進んで周辺の駐車場を使い、そこから歩いて行くルートの二通りがある。どちらも歩く時間は10分前後と大差はない。夏井ヶ浜の海岸付近にある駐車場は施錠されていて利用できないことが多い。
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