長崎 男女群島 ハナグリ島 ラクダ・北島(廊下)
■ラクダ
上げも下げも速い潮が走るハナグリ瀬戸に面した南西側一帯には、ずらり好釣場が並ぶ。ラクダもその例にもれず、上物、底物ともに抜群の実績を誇る。そのため、上礁希望者が絶えないが、足場が悪いうえに時化ると逃げ場がないこと、速い潮の攻略が難しいことなどを考えると、ベテラン向きの釣場といえそうだ。

・上物
とにかくオナガの多いところで朝夕マズメに限らず日中でもオナガの一発があるので油断は禁物。過去に4kg級のデカオナガの実績もある。問題は速い潮をどう攻略するかで、下げ潮は北島方向で回り込むので釣りづらく、上げ潮が狙い目。立神方向に流れる本流に引かれる潮を釣る。シーズンに上礁できれば、
クチブトはもとよりオナガの数釣りもできる。

・底物
正面足元左側から水深30m以上と深い。Aは上げが磯際を走れば足元の海溝を攻めれば大型を狙える。1999年に80cmのクチジロも仕留められている。回り込んできて反転流となれば遠投して底を攻める。遠投の場合、水深50mくらいのところでよく当たり、ニケタも十分可能。とにかく潮の流れをよく読むことが即、釣果につながるといえる。クチジロの一発も期待大。ワンド向きBは水深竿二本、上げの反転流でイシダイが出る。釣座が狭く、足場も悪い。やれても二人が限度。

■北島(廊下)
ハナグリ島の南側がこの北島。大きな岩の下にテーブル状の釣場が細長く続いている。そのため、廊下とも呼ばれる。上物、底物ともに実績は高い。足場は平坦だが、低いため風波に弱く、岩も滑りやすいので要注意。南東に位置しているが、北西風がハナグリ瀬戸を吹き抜けるので冬場はなかなか上礁できない。

・上物
クチブトの数釣りのほか、オナガの一発もあって魅力は十分。潮はハナグリ瀬戸を抜けて回り込んでくる下げ潮に分があり、上げ潮は正面から押してくる感じで流れるので釣りづらい。左前方に沈み瀬があり、Aから左流れの下げ潮に乗せてその近くまで流すとよく当たる。また、足元釣りも面白い。クチブト、オナガともに型はよい。竿出しは二人くらい。

・底物
Aの水深は竿ニ〜二本半。上げ潮が押してくるとき、ワイを狙ってイシダイが出る。特に上げの七〜九分が狙い目である。1989年には10kg級のクチジロも上がっている。Bは竿二本ほどの水深。右手前方には沈み瀬を見るような感じで竿を出す。数釣りが望めるところ。なお、AからBに歩いていくことはできない。また、ウネリが瀬を洗うことが多い。最小限の荷物で置き場所には注意すること。






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