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■ヤスナガ
ハナグリ島の北西単に位置する小さな独立礁。そのため、北西、西の風に弱く、冬場は上礁できない日が多い。磯のまわりは全体的に深く、上げ下げ共に沖の本流は強い潮が走るが、手前は比較的ゆるく、どちらかといえば下げ潮の方が潮切れがよい。釣座の水道向きは高く、沖向きは低くて満潮前後はかぶりやすい。
・上物
釣り方は変わるが、上げ下げともにつれる。竿出しは二名くらいが釣りやすい。凪の時は沖向きの低い釣座Bから竿出しできるが波がある時はかぶるので注意が必要である。
上げ潮は、瀬際をかすめて右手のワンドに入ってゆくゆるい流れをAから釣って、クチブトの数釣が楽しめる。型は男女サイズの40cm級が主体。Bから本流を流せば、大型のオナガが期待できるし、取込みもしやすい。また、瀬際狙いで当たってくる潮を釣るのも面白く、クチブト、オナガが出る。特に朝夕マズメの瀬際釣りはみのがせない。
下げ潮は、B、Cからの本流釣りがメインでオナガが出る。50m以上流して当たる事が多い。逆に上げ潮は手前で食ってくる事が多い。水道側は浅くて釣りにならない。
・底物
春、秋のイシダイ釣り、夏から秋にかけてのクエ釣り共に定評のあるところ。特にクエは大型は少ないが、10kg〜20kg級の小、中型がよく釣れるので見逃せない。クエは西側のCから竿を出す。下げ潮がチャンス。イシダイは沖むきBから竿を出す。こちらも下げ潮に分があり、数も出る。 |
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