長崎 男女群島 女島 女島のスベリ
■女島のスベリ

女島灯台の西側にあり、その名のように前下がりに傾斜しているため滑りやすく、非常に足場が悪い。小道具などを落とすとそのまま転がって海中に落ちることが多いので荷物には要注意。
水深はあまりなく、海底は平坦で海溝も見あたらない。そのため底物の実績はあまりなく、春の乗ッ込み期に1、2尾上がる程度に過ぎない。
逆に上物は有望で、特に冬場のクチブトは数・方とも特筆すべき釣果が上がっている。もっとも、西海岸に位置するだけに北西の季節風には弱い。また、オナガの実績は意外に少なく、朝マズメに足元で少々当たる程度。

・上物
クチブトのポイントは沖側に面したA、B、C、Dと表示しているが、必ずしもそこだけに限定されているわけではない。潮流はそれほど速くないが左右に流れるので、A〜B、C〜Dでそれぞれ観音釣りをせざるを得ない。流れに応じて足場を移動しなければならないのだ。
BとCの間にあるワレさえなければ、A〜Dの観音釣りも可能である。
各二人ずつ、合計四人竿を出せる。どちらも上げ下げ可能だが、A〜Bは左から右へ流れる下げがやや有利。上げ潮はC〜D方向へ向かうので、仕掛けを流す範囲が狭くなる。
C〜Dは左へ向かう上げ潮、右沖へ出る下げ潮とも釣りやすい。足元のサラシに乗せて沖へ出し、本流との合流点を探るか、どんどん本流に乗せて流すか、どちらでもやれる。






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