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遠投カゴ釣り
 カゴの重さを利用して沖の回遊魚エリアまで遠投し、浅ダナから深ダナまで幅広く探れるのがカゴ釣りです。沖は一般的に潮流が速く、フカセ釣りだとマキ餌とツケ餌の同調が難しくなります。潮位差が大きいほど、またグレの居場所である岩礁が複雑なほど、同調させるのが難しくなりますが、カゴ釣りでは水中に定位したカゴの場所を基点として、カゴから出て漂う撒き餌と、ハリスで繋がったサシ餌が同じタナを流れるため、難しい潮でも自動的に同調してくれます。
 グレのカゴ釣りは1976〜77年に発生した比較的新しい釣法です。当時は主流ともいえるほど流行したのですが、体力的にきついこともあって、現在ではフカセ釣りの全盛期を迎えています。しかしカゴ釣りが激減したことで、フカセでは届かない多くのポイントが休眠状態になりました。うまく開拓すれば、荒れていないポイントでダイナミックな釣りを堪能できるかも知れません。

メリット デメリット
 朝夕には瀬際にいても昼間は沖で索餌するグレ・オナガを直接狙うことが可能です。
釣り座から離れているので警戒心が低いうえ、取り込みも足もとで喰わせるよりはカンタン。フカセよりもテクニックが要求されず、エサが少なくて済むのもメリットです。
 プレッシャーで磯際から離れ、深いタナに隠れている良型グレ。または冬場、水温が下がったときに深場に潜んだグレを狙うことができます。逆に、水温が高いときには手前にいるエサ盗りをかわすことができ、ハエ根があって手前が浅い場所でも釣りになります。
 投げ仕掛けなので、夜明け直後のマズメ時、グレがまだ磯際にいるときには対応できません。カゴや大型のウキが必要で道具が大がかりになり、いちいちカゴにエサを詰めるのも面倒です。また、大仕掛けだけにスリルが味わいにくいのも欠点です。さらに、沖アミの鈎持ちがわるいため、新鮮でしっかりしたエサを使わないと、投げた瞬間に切れてしまうことがあります。

【 仕掛け図の説明 】
ウキ下を長くするために6mの長竿を使うカゴフカセです。左手に餌のついた鈎を持ち、右手一本で遠投するとプロっぽくてカッコいいです。



● 竿 : 重い仕掛けを遠投するためには2号以上のロッドが必要です。遠くへ投げるのでラインの抵抗が少ない大径ガイドの竿を選んでください。

● リール : 大物と引き合うパワーを持つ#4000クラスのスピニングリール。ラインの吐き出しがいいシャロースプールの遠投用をお勧めします。

● ウキ : ウキを使う場合は、カゴに重さがあるため、重心が二カ所にならないように軽いウキを使ってください。微妙なアタリを取る必要がないので視認性の高い非自立ウキで大丈夫です。

● カゴ : 使う餌の大きさに合ったカゴ目のものを使うことが重要です。投入後、仕掛けがタナに馴染んでから1分前後で餌が抜け落ちるくらいを目安にしてください。

● ハリス : 長い方がマキ餌とツケ餌が同調しやすくなります。ルミコ は暗闇でハリスを掴む目印になるだけでなく、その体積を利用して潮に引かせる効果もあります。

グレの船釣り - 船釣りは距離に応じて釣法を変える
【 磯のウキフカセで大丈夫 】
 一般的には昼間、ポイントの真上から胴突仕掛で狙うことが多いようですが、船竿を持っていない場合は、磯釣りのタックルそのままで釣ることもできます。ただし根掛かりは少ないものの、長竿では取回しがわるく、ヒットしてもプロペラに巻き付かれるなどのトラブルが起こりがちです。
 船釣りでもやはり朝夕の暗い時間帯に釣果が上がります。さらに夜釣りになればエサ盗りが少ないうえ、イシダイやマダイ、ヒラマサなどの外道も魅力です。

ポイントが遠ければ 「 ウキ流し 」 中距離なら 「 チョロ釣り 」 近ければ 「 フカセ 」
 大型のウキからカゴをぶら下げて一定の棚をキープしながら、遠くまで線で流して探っていきます。
 カゴ釣りだから撒き餌の同調は完璧。カゴから先はフカセなので喰いも問題なしですが、手返しにはやや難アリです。寒グレはもちろん、夏のイサキやマダイ釣りにも応用してみて下さい。
 船から沖アミを撒き入れ、それに3mほどの吹き流し仕掛けを同調させながら探っていきます。ウキを使わずに海面近くから海底まで、全ての層を探れますが、ポイントまでの距離があるため、サシエを撒き餌の流れるスピードに自然に合わせつつ、場所を外さないようにコントロールすることが重要になります。  フカセ釣りは魚に違和感を与えないのが目的です。潮流と馴染むようにできるだけ軽い仕掛けにしてください。潮が緩いときにはシモリウキを使って潮に乗せ、速いときはスイベルの重さだけ、またはガン玉を追加するくらいの負荷で流していきます。





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