■イシダイ釣りをはじめよう 〜むずかしくない究極の磯釣り〜 |
第6回 「エサの種類」 | |||||||||||||||||
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● 代表的なウニ ここ数年のイシダイ釣りではウニが主流となっています。ウニには南方系のシラガウニ、トゲが長いガンガゼ、直径1〜2センチのバフンウニなどがあって、これらを釣行場所や時期に合わせて使い分けます。このうちもっともオーソドックスで人気が高いのがガンガゼで、九州ではほぼ全域で使用されています。
● ガンガゼでの使い方 ガンガゼはすぐに弱るため、釣具店などで購入したら、バッカンか発砲の箱に入れ、中に氷を入れて密閉しておきます。このとき、氷が溶けて水が出ないように注意してください。簡単な方法は事前にペットボトルに水を入れて凍らせておき、それを氷の代わりに使うと水漏れの心配はありません。釣り場ではバッカンに海水を入れ、その中にガンガゼを入れて日陰などに置いておきます。ただし、海水は1時間に1回くらいの割合で取りかえること。同じ海水のままだとすぐに弱ってしまいます。 実際のハリへの装着方法は、まずガンガゼをガンガゼバサミ(トングでOK)で掴み、ウニ切りバサミでトゲをカットします。エサ取りが多い場合はトゲは必ずしもカットする必要はありません。次に、ウニ通しを使ってガンガゼの中心を貫きハリスワイヤーに通します。ハリ先はガンガゼの殻に埋めておいてください。 ここまで完了したら後は実釣に移るわけですが、ガンガゼは殻がもろいのであまり力んで投入すると、ハリから落ちることがあります。アタリの出方は、最初にツンツンとつつくような感じで竿先が叩かれ、徐々にアタリが大きくなって最後は完全に突っ込んでしまうというケースが多いようです。アワセのタイミングは、もちろん完全にイシダイがハリをくわえてからで、感覚的に「遅すぎる」くらいでちょうどいいと思います。バフンウニもシラガウニも全体的に遅アワセが基本で、早アワセによるスッポ抜けには十分注意してください。 ● その他のエサの特徴
● エサの確保 イシダイ釣りがクロやチヌなどの上物釣りのように一般に広がらないのはエサの確保という問題があるからです。とはいっても最近では釣具店や渡船が用意していることが多くなったので、以前のように自分で海に潜ったり、漁師の人と直接交渉して確保することはなくなりました。ただ、どのエサも生き物ゆえ、釣行の際には予約が必要で、いつも常備しているとは限りませんので注意してください。赤貝やガンガゼ、バフンウニは冷凍でも使えますが、家庭用では温度が高すぎるため、長期間の保存には向きません。 それともうひとつ。イシダイのエサは現地(磯の上)にもよくあります。ジンガサ(マツバガイ)、磯ガニ、フジツボなどです。もし途中でエサがなくなった場合などは、試してみてください。 |
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