02 爆釣3パターン仕掛け

ケミホタルフィールドスタッフ
高田芳隆

スポーツニッポン新聞のフィッシングランドスタッフである高田さんはクロソイとホッケを中心に、秋アジ・イカ・カレイとなんでもこなすオールラウンダー。最近はハンマーフロートを使ったスーパー釣法を開発中である。

激しい引きが魅力

 北海道の日本海側の沿岸でソイを狙うには、春から夏にかけてと、晩秋から真冬に向かう極端に違う2つのシーズンがあります。夏は蚊と、冬は寒さと戦いながら、港湾中心のワームフィッシングとウキ釣り、磯場を中心とした投げ釣りと大きく分けられますが、夜行性のソイは当然、日没後の夜釣りになります。
 一般的にはクロソイが中心ですが、他にマゾイやシマゾイも磯から釣ることができます。
 最近では、引きの強いソイの中で、小型でも段違いに引きが強く、マダイ以上に美味しいということで専門に狙う釣り人が多いハチガラ(標準和名:ムラソイ)が、最近の投げ釣りの一番人気のようです。サイズは15~38cmと小型ですが、クロソイの40cm以上に匹敵する引きの強さで、エサを口にしたら一気に磯の亀裂などに逃げ込む習性で、竿だけでなく三脚ごと海に引き込まれるケースがあるくらい激しい引きが魅力の魚です。

ソイ釣りのポイント

 潮回りが日没後に満潮を迎える大潮回りの新月が最高。エサの捕食に行動範囲が広がり、大型も沖合から岸寄りする時を狙います。
 場所選びは、過去に実績がある所は勿論、他の釣り人が竿を入れてないと思われる足元から深さのある磯で、根掛かりの多い場所を積極的に足で歩いて、竿をだしてみて自分の穴場を作るのも釣りの楽しみです。
 ルミコは、グリーンかオレンジ をハリスに装着。警戒心を与えないよう釣り場では必要以上にキャップライトを使わないで、三脚に ケミホタル6インチ を吊して餌交換用灯りとして使用すると便利です。日没後はキャップライトで海を照らさないためにも明るいうちに入釣して地形を覚える。仕掛けの交換などは海側に背を向けて処理、最近はLEDのキャップライトが便利です。
 餌はオオナゴ・生サンマ・カツオ・豆イカなどですが、どれも必要以上に塩で締めないで生に近い状態で使用しています。

ルミカライト6インチ - 大光量で視認性バツグン

仕掛け

 仕掛けに関しては、ハリスや仕掛けがやや長めの胴突き2本鈎仕掛けが基本で、シンプルなビニールパイプ仕掛けが一番です。
 トンボピンを使用の場合は4cm前後の短めにしてコマセネット付きイカゴロ仕掛け、または私はイカゴロ仕掛けを外したコマセネット付き胴突き2本鈎仕掛けで、25号棒オモリに太さ0.8mmのステンレス線50cmをゼムクリップで連結、または捨て糸50cmを根掛かり防止対策として使用しています。
 鈎は15、16号のフカセ鈎にグリーン・オレンジ系の夜光フロート5号。フロートの色に合わせた ルミコグリーンとオレンジ をハリスに装着しています。
 また最近は、中層で泳ぐソイ類の新しい釣法として、5.3m・25号の長竿とドラグ機能付きリールで、ハンマーフロート を使ってチャレンジ中です。
 足元から超遠投、離れ岩回りなど広い範囲を探ることができ、好釣果を獲ています。