【 オナガ : 全体的に細長い印象 】
回遊性のオナガは水の抵抗を受けにくいスマートな体型をしており、大きく長い尾ビレが、強烈なパワーを生みだします。穏やかな湾内の磯で産卵し、1年で10p、2年で15p、3年で20p、5〜7年かけて抱卵サイズの30pまで成長します。
クチブトよりも大きくなり、佐多岬で74.8p
5.6kgが、長崎県沖の船釣りで83.3pが釣られています。磯周辺で成長し、大きくなるに従って外洋の黒潮に出ていくため、釣果は潮の接岸に大きく影響されます。
植物性の食物を消化するため、ほかの魚に比べて格段に長い腸を持っている。季節によって水温が変化すると、その時期のエサに合わせて体内の消化酵素を使い分ける。
【 クチブト : 体型はややズングリ 】
黒鉄色からダークグリーンの体色。地磯周りの水深30mよりも浅いところに棲み、離島では数が少なくなります。全長は30〜40pまでで60pを超えることはありません。内湾性がつよくゴカイ・フナムシ・岩についた海藻など食べる魚です。生息温度域はオナガよりも低く、まれに北海道で釣れることがあります。動きはやや緩慢で、餌を吸い込んだら、ひと呼吸おいてからゆっくりとウキを引き込んでいきます。
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メジナ |
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クチブトグレ |
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地グロ |
クロメジナ |
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オナガグレ |
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尾長グロ |
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□ 自然交雑のため体形や体色などが中間的な個体も多く、各特徴が明確に出ないことがあります。
( 写真提供 : ケミホタルフィールドスタッフ
古川祐治氏 )
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