07 おすすめ釣場ポイント その1

分布図

大物狙いに! サンマの1尾掛け

 やや沖目の大物を狙う釣法で、サンマ1本まるごとグルグル巻きにして放り込みます。3~4号の磯竿に中型スピニングリール、4~8号の道糸に全長 90cm ほどのワイヤー仕掛けを取り付けてください。一番上の1本鈎は目に刺し通して、4本のトレブルフックを引っかけていきます。タイトに巻きつけておかないと、下半身はだんだん細くなるので緩んでしまいます。
 ウキもオモリもつけず、自然にエサを沈める途中でヒットしてきますが、いったん沈めて海底から曳いてくることも、もちろんウキをつけてタナを探ることも可能です。エサのサンマは数本から10本ほど。尻尾を切って使うと臭いが出るのでヒットする確率が上がります。

沖縄の釣り場

 南北 110km の沖縄島には40以上もの港がある。周囲は浅い珊瑚礁の海なので、干潮時には釣りが出来ない事もあるから、シーズン ( 秋から5月半ば ) になったら、群が入っていると評判の港に出かけていただきたい。メーター級がヒットするのが魅力だ。

九州エリアの釣り場

 台湾・沖縄方面から回遊してくるタチウオは、九州各地の港湾に入り込む群れと、南北を通過していく群れに分かれる。九州南部を通る群れはまた、豊後水道経由で瀬戸内海に入る群れと、四国沖へ向かう群れに分かれる。九州はこの台湾・沖縄からのルートと、中国沿岸からやってきて対馬海峡経由で日本海へ抜けるルートに囲まれている。
 タチウオ釣りが一般的でない仮屋湾や佐伯湾でも稚魚が確認されており、外灯があって充分な水深がある港湾なら釣れる可能性がある。釣れるのはお馴染みの本タチウオ ( 銀タチ・黒タチ ) だが、宮崎港では巨大なキビレタチウオが釣れることがある。14cm のルアーを一発で飲み込むモンスターだが、脂肪量が20%もあってトロ身の味は絶品である。