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    狙い方の基本 >>>



 アナゴはウツボやウミヘビ、ハモなどと同じくウナギ目に属する魚です。日本近海には2000mもの深海に棲むソコアナゴや、10kgまで成長するクロアナゴなど30種近いアナゴ科の魚が棲んでいて、多くはカマボコの材料に使われますが、マアナゴは味が良いことから、寿司・天ぷらなどの高級食材になります。



 マアナゴは白い側線が目立つのが特徴で
す。この測線が、まるで秤(はかり)のように見
えることから、ハカリメと呼ぶ地方があります。
ほかに目白うなぎ・海ウナギ・ベラタ・ハモ(北海
道・東北)などと呼ばれます。10cmくらいの幼魚
はノレソレ、30cm弱だとメソになります。成長の早
い個体は一年でメソッコ級まで育ち、通常は3〜4
年で成魚になり、10年で最大1mまで成長しま
す。オスは通常40cmくらいまでで、それ以上大
きいものはメスです。70cm以上になると体が黒っ
ぽくなって、白い斑点も目立たなくなるので他のアナ
ゴと見分けが難しくなります。






 太平洋沿岸の海藻の多い砂泥底に生息し、潮流の
緩やかな内海を好みます。産卵場所は南西諸島あた
りの深海だろうと推測されていますが、ウナギと一
緒で定かではありません。ゴールデンウイークあた
りから水深のある場所で釣れはじめ、だんだんと浅
い場所で釣れるようになり、翌1月ごろまで近場で
釣れ続きます。江戸前の投げ釣りならほぼ一年中
釣れる魚です。夜行性ですから、昼間は潮が濁っ
ていない限り釣れません。海が穏やかな日で、曇
り空の夕マヅメに一番よく喰ってきます。
 砂泥地であれば基本的にどこでもいますが、狙う
のはカケアガリや窪みなど変化のある場所。潮通し
のいい場所を選んでください。回遊性がつよい魚なの
で、一度釣れ始めると、エサを付け替えるのが間に合わ
ないほど喰ってくることがあります。





 とりあえずアオイソメを用意してください。イソメは5cmくらいに
切って3〜5本(餌やアナゴの大きさに合わせて長さと数を調
整)を房掛けにします。なるべく大きく見えるようにしてくださ
い。このとき垂らしの長さが不揃いですと、長く出た部分
をつままれてしまうので、長さを揃えるのがコツです。
 寒くなるとムシエサは動きがわるくなるので、11月
以降はイワシやサンマ、サバの切り身を使いましょ
う!生でもいいのですが、アナゴはエサ取り上手。
そのままでは柔らかすぎるので塩づけにしてくださ
い。それでもダメなら、肝あえにして集魚効果を高
めたイカの短冊を試します。鈎につけたら、喰い
やすくするため切れ込みを入れてください。アナ
ゴは海の掃除屋と呼ばれるほど貪欲な魚で、エ
ビ・カニ・シャコ・タコ・キス・ハゼなど、沿岸の海
底に棲む生物ならなんでも食べます。食欲が旺
盛なので、短い時間で満腹状態になってしまい
ます。そのため時合いが短いので手返しに留意
してください。                    

       【 塩漬けの方法 】

※サンマ・サバ・アジなどを3枚におろし、8〜10mm巾に切ったら塩をまぶして冷蔵庫で一晩おきます。締めてあるので遠投しても身切れしにくくなります。

※切り身のタンザクは、4cmくらいの長さが適当です。潮の流れが速いときは、皮を残して身を5mくらいまで薄くすると回転防止になります。いったん冷凍するとラクに身を削ぐことができます。




 喰いが渋いときのアタリは微妙で、なんとなく竿先が重くな
る感じがします。こういうときにはダメモトで大アワセを入
れたほうが釣果が上がります。喰いが活発になれば竿
に明確なアタリがでますから、竿をアオってしっかり合
わせてください。アナゴは口が堅いので、しっかり
鈎掛かりさせないと取り込み中のバラシが多く
なります。合わは、一定のスピードで巻き上
げます。口切れはないので強く巻き上
げても問題ありません。      





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