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『 メバルの仲間は34種? 』

【 メバルの種類 】
 日本のメバル属にはソイやメヌケなど34種類の仲間がいます。このうちメバル亜属にごく近いファミリーとして、メバル、トゴットメバル、ウスメバル、エゾメバル(ガヤ)の4種類が分類されています。
 メバルは地域に密着した魚なので地方によって呼び名が大きく違い、同じ名前で違う種を差すことが珍しくありません。また、使うエサによってエビメバル、イワシメバルなどと呼び分けることもあります。
 沖メバルという場合、これも特定の魚種のことではなく、沖合いの深場で釣れるトゴットメバル、ウスメバル、ウケクチメバル、ヤナギメバルなどの総称です。関東では一般にウスメバルを差しますが、ウスメバルが滅多に釣れない相模湾ではトゴットメバルのことを沖メバルと呼びます。

 メバル属のほとんどの魚は背ビレに弱毒を持ち、個体差はあるものの、まともに刺されるとひどく痛みます。蛋白毒ですから、患部をお湯に浸けるか、タバコの火で熱すると毒が不活性になります。もし血がでるようなら吸い出すと痛みが和らぎます。

● メバル属
  Sebastes

































● メバル亜属
 
 
 
 
● クロソイ亜属
 
 
 
● タケノコメバル亜属
● ムラソイ亜属
 
 
 
 
 
● ヨロイメバル亜属
 
● クロメヌケ亜属
 
 
● サンコウメヌケ亜属
 
 
 
 
 
● ヤナギノマイ亜属
 
 
 
● アコウダイ亜属
 
● ハツメ亜属




















 












・ メバル / Sebastes inermis
 (A型:金メバル B型:青メバル・回遊性青メバル C型:黒メバル)
・ トゴットメバル / Sebastes joyneri
・ ウスメバル / Sebastes thompsoni
・ エゾメバル(ガヤ) / Sebastes taczanowskii
・ クロソイ / Sebastes schlegelii
・ キツネメバル / Sebastes vulpes
・ タヌキメバル / Sebastes zonatus
・ コウライキツネメバル / Sebastes ijimae
・ タケノコメバル / Sebastes oblongus
・ ムラソイ / Sebastes pachycephalus pachycephalus
・ アカブチムラソイ / Sebastes pachycephalus chalcogrammus
・ オウゴンムラソイ / Sebastes pachycephalus nudus
・ ホシナシムラソイ / Sebastes pachycephalus nigricans
・ シマゾイ / Sebastes trivittatus
・ ゴマソイ / Sebastes nivosus
・ ヨロイメバル / Sebastes hubbsi
・ コウライヨロイメバル / Sebastes longispinis
・ クロメヌケ / Sebastes glaucus
・ ナガメヌケ / Sebastes variabilis
 (捕獲例が希少なため所属未定)
・ サンコウメヌケ / Sebastes flammeus
・ バラメヌケ / Sebastes baramenuke
・ アラスカメヌケ / Sebastes alutus
・ ウケグチメバル / Sebastes scythropus
・ オオサガ / Sebastes iracundus
・ ヒレグロメヌケ / Sebastes borealis
・ ヤナギノマイ / Sebastes steindachneri
・ ヤナギメバル / Sebastes itinus
・ アカガヤ / Sebastes minor barsukov
・ ガヤモドキ / Sebastes wakiyai
・ アコウダイ / Sebastes matsubarae
・ アラメヌケ / Sebastes aleutianus
・ ハツメ / Sebastes owstoni

【 ウスメバル 】
- Sebastes Thompsoni -



写真提供 : 北海道のつり(水交社)

 日本海と千葉県勝浦以北から北海道南部まで分布する寒海性の大型メバル。
 沿岸の水深100m程度の岩礁域に生息し、体長40pを超えます。体色は薄い赤褐色(オレンジ)で、トゴットメバルとよく似ていますが、背中の暗褐色のまだら模様が角ばって不定形なのが特徴です。
 ウスメバルは、メバルとも筍メバルと呼ばれますが、標準和名でいうメバルともタケノコメバルとも別種です。市場では沖メバルとも赤メバルとも呼ばれます。
【 トゴットメバル 】
- Sebastes Joyneri -



写真提供 : エビとカニの水族館

 岩手県・新潟県より南、おもに相模湾から西に分布する暖海性のメバルです。
 水深50〜150mの沖合いに生息しているため、ウスメバルと同じく沖メバルと呼ばれますが、狙って釣れるほどは多くはいません。
 体長は通常で15p程度、大きくて20pくらい。最大でも25pと小型です。ウスメバルと違って、背中の暗褐色の模様が丸っぽくてはっきりしているのが特徴です。
【 エゾメバル 】
- Sebastes taczanowskii -



写真提供 : 北海道のつり(水交社)

 宮城県以北から北海道のほぼ全域に分布する寒海性のメバル。
 水深5mほどの岩礁や藻場、海藻と砂地の境目付近に生息します。メバルやヤナギノマイによく似ていますが、背中にあまり目立たない淡いベージュの斑点があり、目もメバルほどは大きくはありません。
 下アゴに鱗がなく、尾ビレの縁が白いことで見分けがつきます。体長約35pまで成長し、5〜6月に仔魚を出産。釣期は7〜9月。沿岸性がつよいため汽水域で釣れることがあります。




『 魚類の体色と色覚 』
 生物の体色は、その生物の持っている色彩能力と密接な関係があります。
 霊長類以外の哺乳類は1〜2色の色覚しか持たないため、牛や犬などの体色はシンプルな白黒や茶色が基調です。鳥類は4色の色覚を持っているので、赤や黄色、緑などカラフルな羽毛に彩られています。
 太陽光が充分にとどく浅場の魚も色彩に富んでいますが、これも浅場に棲む多くの魚種が4色の色覚を持っているからです。
 基本的に生物は、最低限でも自分の体色に使われている色を認識することができます。鳥も魚も、お互いの色彩とパターンで同族だと認識して繁殖相手を選ぶからです。
 鳥や魚類の一部には婚姻色がありますが、これも彼らが色彩を認識していることの証しだと思われます。




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