■ 幅2m以上の穴ならアイスジグ
狭い穴の中でルアーをアピールするには持ち上げて落とすしかない。単純な上下の動きである。もちろんそれでも釣れるけど、アイスジグならロッドを上下動するだけで前後左右にアクションしてくれる。もともとは氷上でワカサギを狙うルアーなので小さいものだと2㎝くらいしかないけど、竿先をチョンチョンとシャクるだけで、竿の真下では8の字を書くように大きくアクションする。沖にキャストできるタイプを使って中層を探れば、ロックフィッシュ以外の魚種もヒットする。
■ 干潮時はポイントに近づきやすい
ほとんどのロックフィッシュは夜行性であり、暗くなるとエサを探すために穴から出て行ってしまう。つまり、穴の中を狙えるのは昼間だけということになる。干潮時に干上がってしまう場所に魚はいないから、干潮時でも水面下にある穴が狙い目だ。水深が30㎝あれば魚はいる。ヒタヒタの超浅場から釣れることもあるので、長竿を用意して水際を歩きながら穴という穴に仕掛けを落としていく。
干潮時にはポイントが丸見えになる。ウェーダーを着用すれば飛び岩に渡って広範囲を探ることもできる。
■ もちろんワームもOK!
硬い材質でできたハードルアーは口に触れた瞬間にニセモノだとバレてしまうが、柔らか素材のワームならバイトしている時間が長くなる。アクションさせる余裕がない狭い穴の中で使うなら、ゆっくり沈んで長い時間アピールできるクローワームが適している。水の抵抗を受けながらほとんど真下に沈んでいくので根掛りも少ない。
■ オモリ直下に鈎があるブラクリ
オモリ下のハリスを極端に短くしてピンポイントのコントールを可能にしたのがブラクリだ。根掛りが少ないため古くから人気のある釣法で、もちろん今でも問題なくよく釣れる。自作する場合は目立つように赤く塗装しておきたい。浅場の魚は赤い色によく反応するからである。
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